名刺を受け取り、よろしくお願いしますと挨拶をして…。座る間もなく「場所を変えて、食事でもしながら話をしましょう」との言葉。予想外の流れに戸惑いつつ…。
今日は、ある事務所の案件で詳細をうかがうために訪問。訪問先は「士」と名の付く職業の方…いわゆる先生が何人も所属しており、その方たちを中心に事業構成されている事務所。話す相手は、そこのトップの方である。
「色々あるかもしれないけれど、継続の再雇用を蹴って、これから新しいことにチャレンジですよね?いやあ、男のロマンを感じるなあ。勝負に出るんですよね?事務所で会った瞬間にピンと来たんですよ、これは良い出会いだと。」
やばい、自分もそれなりに営業経験も長くて、初対面でも色々対応できると思っていたけれど…。さすがに社員を抱えての一国一城の主。レベルが違う!聞けば30歳で事務所を開設して、その後30年以上順調に業務を継続しているとのこと。食事をしながら、終始押され気味の中で話が進んでいく。
まずは様子見をするつもりであったが、変に小細工してもダメな相手。それならと、正直にストレートに今の状況と、この先の自分の将来像を説明していく。その中で、自分自身が今持つスキルの利点と欠点も話していく。
前職では幅広く様々な業務を担当してきて、自分的にはオールマイティーを目指してきたつもりだ。しかし、あくまでそれは、会社の傘の中であればこそなのだ。外部でその評価を得ているわけではないし、それを試したこともない。試してみたい気持ちはある、チャレンジもしたい。そこもしっかり見透かされた感じだ。
自分的には、まずは会社勤めを基本にして、安全に徐々に他のことにも手を広げていきたいのだが…。
その話をすると
「石橋を叩いて渡るタイプですか?そこまで考えているなら、独立してコンサルタント業務を始めたらいいじゃないですか。前の会社で、人の下に付く限界を感じたんでしょう?始めましょうよ!そうすれば最初の顧客はうちですよ!営業も長いし、売り込み方も知っているでしょう?事業が広がったらその時はうちがサポートもしますよ。自分は常にトップで居たくて、独立を目指して今に至っているので、会社勤めをしたい気持ちはわからない。」
いやいや、落ち着け。勢いに押されて、調子に乗ってはだめだろう笑
改めて今日の本題を確認。
最終的には将来を見据えて、事務所のIT化を進めたいのが希望。それを総合的にプロデュース委託できる相手を求めているらしい。まずは先生が事務所内の他の人に説明をして、全体のコンセンサスを得る。その後は実際に事務所を見せていただき、状況を見極めたうえで、どのような方法が可能か提案をこちらから行う。その内容次第で…となるらしい。
期待と不安と混乱が同居している。
その後の連絡で職務経歴書は送った。
徐々に速度を上げる流れの中で、さてどこに流れ着くのか…
あ…、溺れないようにしないとな笑
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